

地震時におけるエレベーターの問題点
突然の地震によりエレベーター内に乗客が閉じ込められるケースが多く発生しています。また、地震時にエレベーターを使用していると機器に悪影響を及ぼしたり、地震による停電・火災などで思わぬトラブルが発生しています。
2005年に発生したマグニチュード6.0、千葉県北西部を震源とした地震では、保守管理大手5社のエレベーターが、この地震により約64,000台が停止しました。
停止したエレベーターのうち、78台が「閉じ込め事故」となり、44台のエレベーターが故障・損傷を受けました。
それらのエレベーターのほとんどが「P波センサー」装備の地震時管制運転システムのエレベーターでした。より安全であるはずの、現在の地震時管制運転システムを装備するエレベーターでも多くの課題を残す結果となりました。
そこで、現在の「P波センサー」と「緊急地震速報」を併用することにより、よりエレベーターの安全性が向上するとして、急速に「デジタルなまず」の導入が進んでいます。
| エレベーター数 | 約70万基 |
| 1日の利用者数 | のべ約6億人 |
(社)日本エレベータ協会の緊急地震情報応用検討委員会においても、「緊急地震速報」の併用で、よりエレベーターの安全性、信頼性の向上が図られると提言しています。
地震時管制運転のシステムの概要
現在、多くのエレベーターには、「P波センサー」及び「S波センサー」が設置されています。
まず、「P波センサー」が地震の揺れを事前に検出して、エレベーターを最寄りの階へ緊急停止させてドアを開き安全確保を行います。
その後、「S波センサー」が本震を感知し、揺れが小さい場合は自動的に運転を再開し、揺れが大きい場合には、一定時間がたつとドアを閉め運転を休止します。
既存の「P波センサー」及び「S波センサー」と併用して「緊急地震速報」からの受信データを活用することにより、利便性・信頼性・安全性が向上すると期待されています。
また、最近大変な問題になっている長周期地震動によるエレベータ事故などの対策にも、期待されています。
「緊急地震速報」を利用のメリット
「緊急地震速報」を活用すれば、エレベータへの制御だけでなく、「地震が来るのを事前に知る」ことが出来るので、ビル内などの各種設備・機器の制御、従業員、お客様など建物内にいる方々の安全を確保することが出来ます。
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